自己表現って。保育士目線で思う事⑤
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こんばんは!保育士の森田麻琴です。今日5日から2016年 コスギビーンズも本格的にスタートしました!みなさん どうぞ よろしくお願い致します!
自己表現って。自分の内にある気持ちを自分で相手に伝えようとするコト。
言葉を発するコトができれば、『嬉しいっ!』『それは、怖いよ』『すっごく痛い』『お腹すいた』『それじゃないよ』『楽しい』……相手に言葉にして伝えられる。 じゃあ、まだ 言葉を発するコトのできない赤ちゃんや子どもたちって、どうやって大人や周りの人に伝えようとする…?
【泣く】【体を動かす】
生まれたばかりの赤ちゃんだったら、おむつが濡れた不快感やお腹空いた時に、【一生懸命にチカラを振り絞って泣く】ママにその事が伝わり、その気持ちが満たされると【満足する】そして【信頼関係が一つ積み重なる】。
ズリバイやハイハイ 、つたい歩きが出来るようになったら、【直接 ママのほうへ顔を向けて、または、ママの足元へいって泣く】自分の思いに気がついてもらう【満たされる】そして【また 信頼関係が一つ積み重なる】
その繰り返しで、生まれた時から、ひとつずつ ひとつずつ 親子の信頼関係ができてきます。
保育園もそうですよ。0.1歳児クラスの保育士と子供たちの関係も 同じです。最初は お互い分からない事も多いですが、毎日毎日 一緒に過ごす中で 、この泣き声は 『眠いかな…』『熱っぽいかな』分かるようになってきます。この子のお気に入りの歌、遊びは、コレだなって。
長くなりましたが、私の保育士目線で思う事は、
【赤ちゃんは 泣いていいんです!】
泣かせないように、泣かせないように、しなくても大丈夫ですよ。我が子が泣いていると心配になる気持ちは 良くわかります。
でも、泣きながら ママや周りの人に自分の気持ちを分かってもらおうと 頑張っています。これから生きていくために…。
ネンネ期の赤ちゃんが泣いていたら、オムツを見たり、授乳時間をチェックしたり、、抱っこしたり…。時には 、衣服の調節も効果的ですよ。
ハイハイやアンヨが出来るようになったお子さまたちなら、『ん!』『あっ!あっ!』『ちっ!』少しずつ言葉が出てきて、その言葉を一生懸命に発しながら全身で泣いてアピールしますよね。
2歳頃になって、言葉を話せるようになってきたら…『ヤダ!ヤダ!』って言えます (笑)自我強めの時期〜(^_^)
でも、それらって 全部、
【これから この子たちが 生きていく中で 大事なもの、必要なもの!】
そうやって、生まれた時から 習得してきているんです。
【この子の気持ちをすぐに理解したい!理解してあげたい。こんなに泣かなくても…】
大泣きがしばらく続くとそう思う気持ちも良く分かります。
その気持ちから、こういう時には 【こんな合図】【こんなサイン】【こんな動き】…だよ。って、あえて教えてあげる、覚えられるように繰り返し…。
それを【覚える】→【大好きなママや周りの人に褒められる】→【満足する】→【信頼関係かできる】
では…そしたら…
その子が覚えた【その合図】【そのサイン】【その動き】は、外の世界(子ども社会)で伝わりますか?
保育園で お友だちに 【その覚えてきたもの】で伝えようとして 伝わりますでしょうか…。
その場面を何度も見てきました。私たち保育士は こう声をかけます。
『○○くん(ちゃん)、お口でお話してごらん♪』
だって、言葉が出てきてるんです。その言葉と顔の表情や体の動きで 相手の友だちに 十分伝わります。伝わらない時は そこで また学びます!どうやったら、どうしたら 分かってもらえるかな…?って。
自分で泣いて伝える!表情で伝える!そして、言葉伝える…! 表現する事からコミュニケーションへ繋がります。SNSなどネット社会の中、これからもっと 自己表現、自己アピール、すごく大事だと思います。
コスギビーンズが大切にしている事です。
自己表現…生まれてすぐ 学んでいるのですね。 すごいなぁ。